世代間のギャップに悩んでいる人へ まずはお互いを知る事から始めましょう

「ゆとり世代はこれだから・・・」とか、「今どきの若い奴らは何を考えているか分からない・・・」など色々と世代間のギャップに悩みながら若い世代と接している方たちへ。

もしくは「なんでそこで怒っているのか意味が分からない」という、若い世代の方たちへ。

そもそも考え方が違うのです。まずはお互いを理解するところから始めないと一向に良い方向へは進めません。

世代間での考えかたの違いから、組織の歯車がガタガタになりうまくチームワークが取れない原因になっています。

お互いに良かれと思ってやっている事が、お互いにとっては理解しがたい事としてお互いを悩ませている原因になっているので、まずは世代間における考え方の違いについて知る事から始めましょう!

きっとお互いに理解しあう事が出来れば、共通の目的を解決する最短ルートが見つかるかもしれません。

それでは見ていきましょう。

目次

報告する時の方法について

重要な事項の報告は、ベテランの世代では必ず対面で報告することが当たり前ですが、若い世代ではメールでの報告をする傾向にあります。

なぜでしょうか?

【ベテラン世代】

大事な事は、相手への誠意を込めて必ず対面で行うべき!メールで済ませるなんて相手にとって失礼に当たるので考えられない。

【若い世代】

メールで報告することにより、正確な情報を適切に伝達できるのと、相手に対面で話をすることによって時間を取らせるのが申し訳ない。

このように、お互いの考えの違いをまずは理解して、ベテラン世代は若い世代に悪気が無い事を確認し、若い世代はベテラン世代の心情を察する事が必要です。

ここで何も言わずに叱られてしまえば、若い世代は「なんで怒っているんだろう?」と疑問しか残らないので一向にお互いの溝は埋まりませんので、ルールの作成を行いお互いに確認し合える環境を作りましょう。

仕事の覚え方について

ベテラン世代は、若い頃よく「仕事は盗むもの」と教えられてきた方は沢山いらっしゃると思います。つまり、直接手取り足取り教えてもらうのではなく、先輩の仕事をしている姿を見て自分なりに真似をして覚える。時には分からなければ質問をしてメモを取りながら覚える。そんな考えかたがしみついていると思います。

しかし、若い世代は小さいころからスマートフォンの普及やインターネットの普及により情報は、容易く手に入るのでハウツーを常に学びながら色々な事を覚えてきました。また、自由な発想を重んじる教育を受けている為、ベテラン世代でいう忖度いわゆる「察する」という事は、間違っていて自分の意見は堂々というべきという環境で育っていますので、先輩の仕事は後輩に対してきちんとした指導教育をすることも含まれているという考えがあります。

例えば・・・

【部長】

○○君後でいいから、これ10部コピーとっておいてもらえるかな?

【新入社員】

部長の席の方がコピー機から近いので部長がやられた方が早いと思います。それに、コピー機の使い方をまだ教わっていませんのでコピーをとる事が出来ません。

これは極端な例ですが、職場でこれに近いシチュエーションを経験した事がある方はいるかと思います。

この時の部長の考えとしては・・・コピーをとる事は新人の仕事でありコピー機の使い方は誰かのやっているところを見ていてすでに分かっているはずなので、ちょうど○○君が目に入ったから彼に頼もう。

この通りあまり深く考えずに頼んだ事を、思いもよらない断り方をされてびっくりしているといったところだと思います。

新入社員の考えとしては・・・なんで部長がやった方が早い仕事を他の人間にやらせようとするんだろう?それに自分はまだコピー機の使い方を誰にも教わっていないし、なんだこの会社の効率の悪さは?新人の教育制度がなってないなあ・・・へんな会社に入っちゃったなあ・・・

この二人の例を見て、それぞれ悪気は一切なくお互いに対して嫌悪感を抱いています。

このような場合は、部長はなぜ新入社員の○○君にコピーを頼む必要があったのかの説明を行うと共に、コピー機の使い方を他の誰かに○○君にたいして教えてあげるよう指示をするところまでが必要になります。

【部長】

○○君、私は今決算の資料作りが忙しいので、手が空いた時でいいのでこの資料を10部コピーしてくれないか?コピー機の使い方が分からないなら、□□係長に頼んでおいたので今後の為にも覚えてくれ。

【新入社員】

承知しました。□□係長に聞きながらやってみます!

このように具体的に、なぜそれを頼む必要があるのか?そしてやり方は具体的にこうやってくれと細かく指示を出す必要があります。そうすることによって、理解し行動することになります。

まとめ

若い世代の特徴としては、自分がやろうとしていることに対してまずは「効率」を求めます。ベテラン世代は、若いころに先輩に言われるがままに、自分がやろうとしていることの意味がわからなくてもいくら効率が悪いとわかっていても先輩の言う事は絶対という、学生時代から根付いた考えがある為あまり深く考える事なく仕事をこなしてきました。

しかし、若い世代はそこに「意味」や「効率」を求め、自分がおかしいと思う事に関しては、恐れる事なく質問し疑問を抱き解決しようとします。これは教育環境や家庭環境の変化に伴い、個人の意見が尊重される環境で育ってきた為、ベテラン世代では当たり前の「察する」という事が分かりません。考え方が違うだけであって、仕事のやる気が無いわけではないのできちんとした説明をすることにより、頑張って働いてくれる事になりますので、是非ともお互いの考えの違いを理解した上で仕事を進めて行きましょう!

きっと、その点を理解できただけでも作業効率は格段に向上すると思います。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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