パワハラという言葉が世の中に出てきてから、怖くて叱れなくなったという方や
そもそも部下に嫌われたくないので叱れないなんて人もいると思います。
しかし、チームを正しい方向へ導くリーダーシップを発揮するためには
どうしても必要不可欠になるのが、「叱るテクニック」です。
もっとチームを良くしたいと悩んでいるのであれば、是非この記事を参考にして
少しづつ「叱る」事を取り入れて、みんなで成長できるチーム作りを成功させましょう。
叱れなくなった理由
最近は、パワーハラスメントという言葉があるように、上司が部下に気をつかう時代になってしまいました。
逆に「褒めて伸ばす」という文化や若者が打たれ弱くなり、少し注意しただけでいじけていう事を聞かなくなったり
余計な事は一切言えない風潮が広まってきたとも言えます。
しかし、組織は歯止めがなくなりやりたい放題自分勝手な行動をとる人も増えてきて生産性も低下し規律も守れなくなるなど
悪影響を及ぼしている職場なども多数あると思います。
「叱る=嫌われる」という思い込み
今までの人生の中で思い返してみて、あなたは叱ってくれた人全員を嫌いになっていますか?
きっとそんな事はないと思います。
確かに、中には嫌いになった人もいると思います。
しかし、思い返してみればきっと嫌いになった人もいれば逆に未だに尊敬している人もいるのでは
ないでしょうか?
叱り方しだいでは、その後感謝される存在にも、嫌われる存在にもなります。
「叱るテクニック」を身にみにつければきっと、部下が自分の強い味方になる事は間違いありません。
まずは「叱る=嫌われる」という思い込みを手放してみましょう。
叱って嫌われるタイプの人の特徴
叱って嫌われるタイプの人は特徴があります。
【叱る基準がバラバラ】
人によって叱ったり叱らなかったりすると不信感が募るので部下からは、信用できない人や気分屋というレッテルを貼られます。
同じく叱られるにしても、基準が明確にしてこれをやったら叱ると決める事が重要です。
【自分の保身最優先で叱る人】
自分のミスを部下のせいにして、怒鳴り散らしたり叱ったりすると
人間的に尊敬できる訳もなく、将来その部下から足元をすくわれることに
なりますので、心当たりがあれば今日からやめた方がいいと思います。
部下は、自分が思っている以上にあなたの普段の行動をきちんと見ていますので、注意しましょう!
【人格を否定する叱り方をする人】
何か仕事のミスをした事について叱っているにも関わらず、その人の家族構成やその人の人格などを全否定するような
叱りかたは絶対にダメです。心を傷つけるだけではなく、正真正銘パワハラとはこれの事を言いますので
是非訴えられる前にやめましょう。
【大勢の前で叱る人】
同僚の前で叱られたら、人によっては必要以上に心にダメージを受ける事になり、凹むどころか逆に反発する人も
現れる事でしょう。絶対にやめましょう。
その部下の頭の中にはあなたの言葉は一切入ってきません。ただただ恥ずかしいという思いだけが残るので叱る意味がなくなってしまうので、是非とも2人だけの時に叱る事をお勧めします。
叱っても嫌われない人の特徴
【関係性が出来ている】
普段のコミュニケーションが取れていて、その部下の事に対して関心を持って接していれば
いざ叱った時も、聞く耳を持ち素直に聞き入れてくれるはずです。
まずは、叱る前に普段のコミュニケーションの土台作りが必要になります。
部下の良いところ見つける努力をし普段から褒める練習をしましょう!
【まずは言い分を聞く事からできる人】
何か問題が発生してしまったときに、つい頭ごなしに叱ってしまう事があると思います。
しかし、誰もやりたくて失敗をしているわけはではありません。
まずは、なぜそのように問題が発生してしまったのか、冷静に言い分を聞いてから
起こった事象にたいして指摘してあげ、一緒に解決策を考えてあげる事が必要になります。
そうすることで、素直に前を向いて良い方向に進む事がきっとできるはずです。
【基準がはっきりしている人】
叱る基準がはっきりすることで、「これをやるとあの人に怒られるから気を付けよう」と
チーム内での会話も自然と繰り広げられる事になり、結果的に生産性の向上につながります。
ぶれない事で、チーム内での信頼関係も築けるはずです。
まとめ
一番重要な事は、叱れる環境を作る事です。
言葉とは力を持ちますので、その人の気持ちが言葉に乗って発せられる為いくら「ありがとう」と口で言われても、表情が怒っていたり声のトーンが暗かったら伝えた人には、全然響きませんよね。
「叱る」という事も、叱っているときの想いは伝わるはずですので
まずは、普段のコミュニケーションに力を入れる事により叱った時の「この人の為に」という
想いも受け取る側には必ず伝わります。
自分自身の成長の為にも、是非「叱る事」を始めてみましょう。
きっとあなたのチームに明るい未来が待っているはずです。
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